腰痛対策としてのマットレス選び
腰痛を和らげるためには、適切なマットレスを選ぶことが大切です。
柔らかすぎるマットレスは、どうしても体が沈み込みがちになります。
このため、腰が反ってしまったり、沈む体を支えるために腰に無理な負担がかかったりして、腰痛になりやすくなります。
筋肉のつき方などによっては痛みが出ない場合もありますが、負担がかかりやすいのは否めません。
かといって、硬すぎるマットレスも腰痛によくありません。
体の4点がつく仰向けの状態であっても、体が沈み込まないため、腰と頭部で背中を支えているような形になって、余計に体に負荷がかかってしまいます。
また、マットレスと接している4点に負担がかかりすぎて痛みが出やすくなってしまうこともあり、腰痛以外の痛みにも悩まされることになりかねません。
仰向けで寝たときの体の沈み具合が、非常に重要なチェックポイントとなります。
体をベッドに預けたときに、体圧を適切に分散できているかどうかが、腰痛対策に適しているかどうかの判断基準となります。このため、沈み込み過ぎず、体重を上手く分散してくれるマットレスを選びましょう。
その判断基準となるのが、反発力で、ニュートン(N)で表されます。
ニュートン値によって硬さが分類されますが、100Nより高いと高反発、60∼100Nで普通、60N未満は低反発となります。
明確な基準はありませんが、体重が重い人は高反発のものを、体重が軽い人は低反発のものを選ぶと、体に負荷がかかりにくくなりますので、体重に合った反発力を持つ製品を選びましょう。