空気清浄機のフィルターの種類と性能
フィルターは、空気清浄機の性能を大きく左右しますが、そのフィルターの性能は、各メーカーが提示している数値を参考にするしか方法はありません。
しかし、フィルター単体の性能=空気清浄機の性能を意味しなので、除去率などの数値は飽くまでも参考程度として捉えておく必要があります。
また、最近では、空気を吸引して浄化するだけでなく、超微細な水分子=イオンを発生させることによって、除菌効果や脱臭効果を高めているタイプも増えていますから、それぞれの相乗効果も踏まえて、性能を総合的に判断する必要があります。
■プレフィルター
一番前面に設置されており、これで大まかなホコリを除去します。
大抵は水洗いができるので、交換の必要はありません。
■集じんフィルター
最近の主流は、クリーンルームなどで使用されているヘパ(HEPA)フィルターです。
さらに、除菌機能などが付加された各社独自のフィルターで、集じん性能をさらに高めています。
タイプとしては、半年から1年毎に交換が必要なものと、手入れは必要ですが、フィルター自体は10年間交換不要で長期間効果があるものとあります。
また、最近はPM2.5対応という表記も増えております。
■脱臭フィルター
一般的には活性炭を使っておりますが、光触媒やプラズマを利用した脱臭方法も採用されています。
交換が必要なタイプと水洗いなどで性能が復活するタイプがありますが、最近では、イオンによる脱臭効果を併用することによって、脱臭力を強化したものもあります。
■加湿フィルター
加湿機能を搭載している機種に含まれているものですが、加湿フィルターは水に触れているためメンテナンスが必要です。