女性不妊の原因
不妊症の女性側の原因は約5割と言われておりますが、その原因となるケースとしては、
■排卵因子
卵に導くホルモンの分泌が不調、卵巣で卵胞がうまく発育しないPCO(多嚢胞性)、卵胞の破裂が起こらないLUFなどがあります。
■卵管因子
卵管が閉塞して卵子が取り込まれないため、受精ができないなどの機能不全。
■着床因子
子宮内膜が薄い、黄体機能不全子宮筋腫、内膜ポリープ、子宮腺筋症など。
■頚管因子
精子が子宮管内に入らない、頚管粘液の不良、抗精子抗体が陽性など。
■子宮内膜症
本来であれば、子宮内腔にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮内膜様の組織が、子宮以外の場所にできる病気です。
不妊症、月経痛、性交痛の主な原因と見られておりますが、子宮内膜症でも妊娠することがあるので、本当に不妊の原因なのかどうかは明確でありません。
■年齢因子
卵子や子宮の老化。
30歳を超えると年に数%ずつ機能が下がり、35歳以上になると急に下がります。
■原因不明
女性の不妊症の原因の殆どは、子宮内の血液の循環が悪く血液がスムーズに流れておりません。
このため、ホルモンの分泌が悪いため、大きくて立派な卵子が成長しないことが多いようです。
また、黄体の機能が悪いため子宮内膜の状態が悪く、受精卵が子宮内膜に着床しにくくなっております。