女性不妊の原因と治療

女性による不妊の原因としては、子宮内膜症、子宮筋腫、着床障害などの子宮内部の障害、排卵障害、卵管障害など卵巣や卵管部の障害、黄体機能不全、高プロラクチン血症などのホルモン分泌異常、それに、性感染症、不育症などがあります。

しかし、現在のところ、不妊の原因は100%解明されていないため、検査を行っても、原因不明と診断される場合も少なくありません。

こうした原因不明の不妊の多くは、機能性疾患によるものと考えられ、多くの女性が悩んでいる「冷え」も、妊娠しにくい要因の一つとされております。

「冷え」は血液の循環を悪くし、免疫力や新陳代謝能力の低下に加え、ホルモンバランスの乱れとなります。

その結果、婦人科系臓器に血流が行き渡らずに衰えたり、ホルモン分泌の異常のため黄体機能不全などの症状を引き起こしたりして、これが、不妊の原因を作りだしてしまうのです。

不妊治療は原因不明のままいくら続けてもうまくいきません。特に、機能性疾患による不妊は根本的治療が必要ですから、その原因を突き止めてから治療を行う必要があります。

また、専門医による治療に加えて、日常の生活習慣を見直して、冷え症の改善やストレスを溜めないよう心がけ、妊娠体質になるよう努力するのも不妊治療には欠かせません。

同時に、パートナーの協力も欠かせませんので、自分一人で悩むのではなく、二人でよく話し合い、協力し合いながら治療を進めて行くことが何よりも大切なことなのです。

 

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