男性ホルモンと薄毛の関係

薄毛とは、髪の毛の量が減ったり、髪の毛が痩せ細って頭皮が見えてしまったりする状態を言い、日本人成人男性の3人に1人が、この薄毛を気にしているといわれております。

男性が薄毛になる原因の殆どは、男性ホルモン（テストステロン）が影響していると言われておりますが、遺伝とも関係があると言われております。

すなわち、父親がハゲていると、その息子もハゲると言う、男性ホルモンに影響されやすい体質を遺伝した人は、若い時から、薄毛になる傾向があると言われております。

男性ホルモン（テストステロン）は精巣で生成され、骨格や筋肉、体毛やヒゲ・陰毛などの成長促進など、男性的な体作りや精神作りの役割があります。

その一方で、頭皮の毛乳頭などに潜んでいる「5αリダクターゼ」と結びつくことによって、DHT（ジヒドロテストステロン）という強力な男性ホルモンに変質します。

この物質は、テストステロンから一変して、発毛を阻害する働きをもっており、この物質の働きによって抜け毛が起こるのです。

この作用によって、本来であれば、太く長く育つはずなのに、このDHTが作用することによって、その成長期間がカットされて太く長く育つ前に抜け落ちてしまうのです。

こうした経緯で薄毛に発展していく症状を、AGA（男性型脱毛症：壮年性脱毛症）と呼んでおり、実に男性の薄毛の90％以上がこのAGAが原因と考えられております。

そして、このような流れになりやすい体質は、遺伝により引き継がれるのです。