なぜ、髪が薄くなるの？

若い頃は、髪の毛がフサフサで、将来、抜け毛や薄毛に悩むなんてことは考えもしなかったが、年も40に届くようになると、しだいに、おでこの生え際の毛が後退し、おつむの上も、地肌が見えるようになって、家族からも毛が少なくなったといわれるしまつ。

なんとか、これ以上の薄毛は防ぎたいと、育毛剤や育毛サプリなどであれこれ試している人も多いことでしょう。

薄毛の原因を大きく分けて男性は４つ、女性は3つあります。

まず、その原因を知ることによって、薄毛対策の第一歩となります。

男性であれば、「ストレス」「男性ホルモン」「遺伝」「食事」です。

女性であれば、「加齢によるもの」「ホルモンバランス」「ストレス」の３つで、これらの原因が重なって薄毛となってしまうこともあるようです。

ストレスは、心と体のバランスを崩し、薄毛や脱毛に悪影響を与えてしまいます。

ストレスによって自律神経やホルモンのバランスが崩れて、血流が悪くなって毛根が栄養を受け取りにくくなります。

また、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは、髭や体毛などの成長を促しますが、頭髪にとっては毛母細胞と呼ばれる髪の司令塔とも呼べる場所において、ジヒドロテストステロンと呼ばれるものに変換され、これが毛母細胞を萎縮させてしまいます。

これによって、毛母細胞は角化し始め、毛髪は休止期に入って3ヶ月ほどで抜けてしまいます。

それが、やがて毛周期が短くなっていき、結果的に薄毛や脱毛となってしまうのです。

どうしょうもないのが遺伝です。男性ホルモンを受けとる場所である受容体の遺伝子を調べることによって、どのくらい男性ホルモンの影響を受けるのか、あるいは、受けやすい体質なのかを確認することが出来ますので、それに応じた治療をする必要があります。

食事は、意識的に行うことが必要です。髪の毛はたんぱく質が主成分となっています。

動物性たんぱく質を摂り過ぎると血液の質や循環の低下を招き、脱毛をさらに促進させてしまいます。

髪の毛の生成に必要なのが、ビタミンやミネラルです。

これらは、意識的に取らなければ不足がちになりますので注意が必要です。