離婚を回避するためには

夫婦の内、どちらか一方が離婚を持ちだしても、もう一方が離婚を望まない場合は、話し合いで協議することになります。

もし、二人の間に子供がいる場合、往々にして、離婚したくない側がその理由として挙げるのが、子供のためにです。

確かに、離婚は子供に大きな悪影響を与えますし、将来においても決してプラスになることはありません。

だからと言って、子供を盾にして離婚をしないよう訴えても、相手の気持ちは変わることはないでしょう。

そんなことは百も承知の上で離婚を迫っているからです。

また、一時、子供のために離婚を回避できたとしても、お互いの性格の不一致や、他の問題で離婚を考えているのであれば、せいぜい、家庭内別居状態になるか、別居するようになるのが落ちです。

このため、どうしても離婚をしたくないのであれば、離婚の原因を探し出しそれを改善するしか方法はありません。

たとえ、その原因が、相手側にあったとしても、それを一方的に否定しては、両者の溝はさらに深まるだけです。

相手に否があっても、それを武器にして離婚を拒否するのではなく、自分自身が成長し、変わることで、人間的な魅力をアップさせることを通じて、回避に向かって努力するしかありません。

離婚したくない場合は、離婚したい側の意見や行動を認め、場合によって妥協しなくてはならない場合もあるでしょう。

一方的に相手の非を攻め立てるよりも、ある程度譲歩する姿勢をみせることで、相手の心も和らぎ、関係改善の糸口が見えてくるものなのです。

 

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