布団のダニ対策は?

布団のダニ対策の基本は、今いるダニを除去する、新たなダニの増殖を防ぐことです。

■掃除機で布団表面のダニを除去

掃除機を使っても、生きているダニは、かぎ爪と吸盤を持っているので繊維に引っ掛かって取り除くことはできません。また、布団の内部に入り込んでいるダニも取り除けません。

しかし、布団の表面についた死骸やフンを取り除くことにおいてはある程度効果があります。

このため、ダニの死骸やフンを人間が吸い込むことがないように、こまめに掃除機をかけることは有効です。

■布団の天日干しは黒い不織布の袋などを活用

布団は寝ている間に汗を吸い込み、湿気を含んだ状態になっています。

このため、そのまま放置しておくと、ダニの温床になってしまうので、乾燥させることが大切です。

しかし、ダニを退治するためには、50℃以上の熱を20∼30分以上、あるいは、60℃の熱を当てる必要があるといわれています。

いくら真夏に天日干しをしても60℃には達しません。しかも、天日干しをしている間、ダニは日光が当たらない布団の裏側へ逃げてしまうだけです。

ダニ退治の効果を上げるためには、日光を吸収する黒い不織布などを布団に被せて、表裏をそれぞれ干し

ます。そうすると、60℃以上の高温になって退治できる可能性があります。ただし、それでも、布団の表面についた死骸やフンは残っているので、取り込んだ後は必ず掃除機をかけましょう。

■布団を干した後はたたかず、なでるように

天日干しした布団をたたくと、表面についたダニの死骸やフンを飛ばすことができます。

しかし、布団の内側に入り込んだダニまでは取り除けません。

また、たたくことで死骸やフンを細かく砕いてしまい、その衝撃で舞い上がった、より細かいハウスダストを吸い込んでしまう危険性があります。

このため、布団を干したあとは、布団たたきで布団の表面をなでるようにしてダニの死骸やフンを落としましょう。

■布団乾燥機の高熱処理で退治

家庭用の布団乾燥機を使うと、ダニ退治に効果的な50℃以上にすることができます。 乾燥時間は90分∼120分に設定し、これを、表裏2∼4回繰り返し乾燥機をかけるとさらに効果的です。

コインランドリーの大型乾燥機だと、50度以上に達しやすくなるのでより効果的です

一番良いのは、クリーニングに出して水洗いして乾燥機にかけることです。

 

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