人を刺すダニは?

家ダニの7∼9割を占めるのがヒョウヒダニ類で、これは、死骸やフンがアレルゲンになってしまうため人間にとっては厄介な存在ですが、人を刺すことはありません。

しかし、このヒョウヒダニや食品につくコナダニを捕まえて、その体液を吸って生息しているのがツメダニです。

梅雨時、秋口に増殖するダニで、他のダニやチャタテムシ等を捕食します。吸血はしませんが、稀にこれに刺されると体液を吸うため、刺咬症の原因となって、赤く腫れて痒みが1週間ほど続きます。

もう1つ、人間を刺すダニがイエダニで、ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニです。

5月頃から発生して6∼9月が発生の最盛期で、人への被害もこの時期に集中します。

ネズミが死ぬと、新たな寄生先として人間に寄生することもあります。そうなると、太ももや腹部など、皮膚の柔らかい場所を探して吸血し、感染症を媒介することもありますので要注意です。

このため、ネズミを駆除するさいは、ダニの駆除も同時にしておくことをオススメします。

 

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