婚活に横たわる年齢の壁
結婚相談所で出会ったカップルで多いのが、男性は40歳、女性は32歳で平均年齢差は7∼8歳だそうです。
結婚願望を持つ女性にとって年齢の壁は33歳と言われ、結婚相談所での婚活は32歳から33歳までの1年間が勝負だとも言われております。
この背景にあるのは、結婚相談所に入会する男性の多くが子供を産んでくれる女性を求めており、そのためには、高齢出産に入る35歳前であることが前提となるため、33歳までの女性を希望する傾向が強いからです。
これは、2012年2月14日に放映されたNHKクローズアップ現代の『卵子の老化』で、「35歳以上だと妊娠が難しくなり、卵子の老化に備え、卵子を凍結する」という特集番組が影響しているようです。
しかも、今どきの男性は、結婚しても女性を養う気があまりなく、夫婦共稼ぎを望んでいます。
このため、結婚後も子育てをしながら仕事ができる一般職の女性で、早めに出産したい女性の方が成婚率は高いそうで、昭和の専業主婦とか家事見習いなんて言葉は完全に死語になってしまいました。
その一方で、晩婚化が進んで、35歳以上の出産の割合は年々上昇しているとの指摘もあります。
2015年には28%と、25∼29歳を超えたというデーターもありますので、35歳以上なると妊娠はムリと決めつけることもないようです。
このため、結婚相談所でも、子供を産みたいという女性の結婚は40歳までにという要望が増えているようです。
年齢をふるいにかけられるのは、何も女性だけとは限りません。40歳を超えたら結婚の申し込みが激減し、43歳以上になると申し込みがゼロになるそうです。
このため、男性の結婚の壁は43歳までというのが現実のようです。
しかし、結婚というのは年齢だけではありません、やはり自分にふさわしいと思った人を選んで結婚するのが一番なのでしょう。