出会い系サイトとマッチングアプリの違い

出会い系サイト」は、2000年代前半のガラケー時代に流行った異性と出会えるサービスです。

「マッチングアプリ」は、スマホとスマホアプリの普及とともに誕生したサービスです。

どちらも恋人を見つけるためのサービスですが、安全性・管理体制・登録者の属性などに大きな違いがあります。

■本人確認の有無

出会い系サイトの多くは、本人確認の手続きは不要で匿名で利用できるため、手軽に活用できる一方、トラブルや犯罪に巻き込まれる事例も発生しております。

一方、「マッチングアプリ」は、トラブル防止や違法業者の排除といった観点から、登録時に身分証の提示と本人確認手続きを必須としています。

■運営元

出会い系サイトの運営者は、企業ではなく個人であったり、実態不明の組織であったりするケースもあるのでデメリットが多いです。

マッチングアプリは大手企業など信用できる運営元が多く、利用規約やコンセプトも明確なので、真剣な恋愛・結婚を求めている人に利用されています。

■管理体制

出会い系サイトは、管理が甘いケースが多く、サイト自体がサクラ（個人を装った業者）を使ったりと、外部サービスへの誘導をしたりすることもあります。

一方、「マッチングアプリ」では、規約が明確でサクラや違法業者の排除に努めています。

また、運営事務局が定期的にサイト内を監視・巡回し、安全性や透明性を確保しています。

中には、マッチングアプリを装った悪質なアプリも存在しますが、運営企業やサービスの評判を確認することによって、排除できるでしょう。

■登録者の属性

出会い系サイトは、匿名での登録も可能で利用者に対する制限はほとんどありません。

このため、登録者は、真剣な出会いというより「遊び」目的のケースも多く、恋人探し・結婚を視野に入れている女性向きとは言えません。

マッチングアプリにも一部サクラ・業者などが紛れていますが、定期的なサイト内のチェック、運営への通報機能などによって、悪質なユーザーは適宜排除されます。

マッチングアプリは、真剣に恋愛を考えている男性が登録しやすい環境を整えているのです。

■料金制度

出会い系アプリはメッセージを送るごとに、購入したポイントを使用する従量課金制です。このため、多額の請求をされることもあります。

マッチングアプリの多くは、男性は月額課金式、女性は無料となっています。

月額2,000∼5,000円が相場で、それほど高くはないので、安心して利用できるでしょう。